日刊にいがた
2020.01.24公開
「その昔、私がまだ市島酒造に入る前、ここ新発田では”市島の王紋は甘口の酒だ“と言われていました。実のところは決して甘口というわけではないのですが、昔から変わらず使っている地元の水やうちならではの仕込み方によるまろやかさや柔らかさというのは、今も変わらず受け継がれているのだと思います」と話すのは杜氏の田中 毅さん。米は県産の五百万石や越淡麗 (こしたんれい)。そして、加治川を水源とした軟水を使い醸造することにより、独特のまろやかさを含んだ良質の酒ができあがります。