夏の夜風が心地よく吹き抜ける季節、日が沈んだあとの美しい夜景は特別な魅力を放ちます。

街のネオンや自然の星空などが織りなす幻想的な景色は夏ならではの楽しみではないでしょうか？

今回は『にいがたとりっぷ』掲載エリアから、夏の夜にぜひ訪れたい、おすすめの夜景スポットを6カ所ご紹介します。

夜風に吹かれながら美しい光景に浸るひとときをお楽しみください。

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【夜景スポット1】デンカビッグスワンスタジアム（新潟市中央区）

　ある条件でビッグスワンがレインボーカラーに点灯する！？

（C）デンカビッグスワンスタジアム

日本海側最大級の規模と機能を持ち、国際級のスポーツイベントを開催できるデンカビッグスワンスタジアム。アルビレックス新潟のホームスタジアムでもあり、試合当日はオレンジとブルーのユニフォームを着た多くのサポーターたちで賑わいをみせる一方で、夜になると通年ライトアップが実施され、日中とは一味違うスタジアムを見ることができます。現在はJリーグおよびWEリーグのシーズン中ということもあり「オレンジ&ブルー」のアルビレックスカラーで点灯されています（サッカー以外のイベント等でカラーが変更になる場合あり）。

実はこのライトアップカラー、ある条件でレインボーカラーに点灯するって知っていましたか？　アルビもしくはアルビレディースが試合で勝つとレインボーカラーになるんです。しかもアルビが勝った場合は回転するんですよ！　試合当日の夜は注目ですね。

（C）デンカビッグスワンスタジアム　新潟県スポーツ公園の中央に位置する運河・カナール越しがビュースポット。撮影するとリフレクション写真（水面や鏡などの反射を利用して撮る写真）が撮れます

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【夜景スポット2】胎内自然天文館（胎内市）

満天の星空を堪能しよう。8月下旬には『胎内星まつり』も開催！

ダイナミックな景観が広がる自然豊かな丘陵地・胎内平にある天文館です。

こちらの注目はなんと言っても、観測室にある口径60センチの反射望遠鏡。実は県内最大級の望遠鏡で、星や月はもちろん、昼間は太陽望遠鏡で太陽の観察も楽しめます。また会館期間中の毎週土曜・連休日の夜には『星空観望会』を実施。反射望遠鏡での観察をはじめ、屋上テラスに上がり、さまざまな種類の望遠鏡で季節の星空を観望できます。快晴の日は天の川を見ることができるかもしれませんよ！　

胎内自然天文館にある県内最大級の反射望遠鏡

さらに毎夏8月下旬には『胎内星まつり』も開催しています。今年は8月23日（金）19時30分〜25日（日）13時に実施。天体ファンから一般の方まで誰でも気軽に星に親しむことができる催しで、50社を超える望遠鏡やカメラメーカーをはじめ、各種物販や胎内市の飲食店によるブースも並びます。ぜひ足を運んでみてください！

★『星空観望会』の詳細はこちら
★『胎内星まつり』の詳細はこちら

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【夜景スポット3】月岡温泉街（新発田市）

和傘照明に円柱灯籠。昼間とは違った雰囲気を味わえる温泉街へ

「美人になれる温泉」として名高い、開湯109年目の月岡温泉。体が芯から温まり、残温が長時間体内に残ることから「不老長寿の湯」とも言われています。温泉街の中心には、新潟にちなんだ専門店や体験スポットなど、周辺散策を楽しめる施設も充実しており、宿泊せずとも旅気分を味わうことができます。そんな人気スポットである月岡温泉ですが夜になると雰囲気が一変！　昼間の賑やかさとは打って変わり、ノスタルジックな街並みがあかりに灯され幻想的なムードに包まれます。

なかでも、美人の湯を気軽に楽しめる足湯「あしゆ湯足美」（入浴無料）では和傘を使ったライトアップが行われ華やかな雰囲気が広がります。さらに観光庭園「月あかりの庭」では、庭園のなかの回廊に沿って連なる行灯が光に灯されます。カラフルなデザインは思わずカメラを向けたくなるものばかりですよ！

「あしゆ湯足美」の華やかな和傘アート。時間を忘れて見入ってしまう。

和の風情ある筒照明が50本配置された「月あかりの庭」。いろいろな角度から見たり、写真を撮ったりしてみて！

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【夜景スポット4】新潟市東区の工場夜景（新潟市東区）

産業のまちならではの夜景は近未来のSF映画のよう

古くから「産業のまち」として栄えてきた新潟市東区。明治時代後期に山の下地区に工場が建設され、石油事業の関連機械の製造が始まって以来、中小の工場がたくさん建ち、産業のまちとなっていきました。現在では夜になると大小さまざまな工場が夜間作業のためにライトアップされ、工場夜景の名所となっています。なかでも代表的な鑑賞スポットとなっている通船川沿いからはライトアップされた迫力ある工場が川面に映る幻想的な光景を臨むことができ、工場夜景ファンをうならせています。その人気から工場夜景をめぐるバスツアーも組まれ、毎年なかなか予約がとれない人気のツアーとなっています。今年も予定されているということなので、情報をゲットしてぜひ参加してみてください。

なお鑑賞の際は工場敷地内や私有地などに無断で立ち入ることがないようにご注意を。

通船川沿いにある「旭カーボン」の工場夜景。誰もがその幻想的な光景に引き込まれることだろう。

旧国道7号（県道3号）沿いにある「北越コーポレーション」の工場夜景。大きな煙突は遠くからも見える新潟市東区のランドマーク。

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【夜景スポット5】弥彦山（弥彦村）

宝石を散りばめたような夜景に感激！ ナイトクルーズも実施

新潟県内屈指の観光地である弥彦村。「おやひこさま」の愛称で多くの人たちに信仰されてきた彌彦神社をはじめ、温泉や土産店、観光スポットや飲食店など、さまざまな魅力あふれるスポットが点在しています。

標高634メートルの弥彦山もそのひとつで、弥彦山ロープウェイや弥彦山スカイラインがあり気軽に山頂まで行くことができます。山頂からの景色は言うまでもなく絶景で、日本海が一望でき、晴れた日には遠くの佐渡も見渡せます。夜には『全国夜景100選』『日本夜景遺産』に選定されている越後平野のきらめく夜景と満天の星空も堪能できます。

毎年夏には弥彦山ロープウェイで『夜景&星空クルーズ』も実施しており、山麓駅から山頂駅までの1,000メートル、約5分間のナイトクルーズを楽しめます。今年の運行日は8月11日（日）・12日（祝）・14日（水）〜18日（日）・24日（土）・25日（日）。天候によって当日運休になる可能性があるのでお出かけ前に必ずご確認ください。

★『夜景&星空クルーズ』の詳細はこちら

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【夜景スポット6】大崎山公園（三条市）

ベストはトワイライトタイム！ 星空ベンチもあるよ

三条市街地から車で約15分。標高120メートルの大崎山は自然豊かな里山として三条市民に親しまれてきた人気スポットで、三条市グリーンスポーツセンターを中心にスポーツの森や頂上広場などがあります。なかでも大崎山の頂上広場にある展望テラスから見る景色は人気で、三条市街と弥彦山などの周囲の山々を見晴らす大パノラマを楽しめます。昼間の景色はもちろんですが、おすすめはやはり夜景ではないでしょうか。特にトワイライトタイム（夕焼けから夜景に変わっていく時間帯）は息をのむ美しさ！　三条市街の明かりが彩る美しい景色を堪能できます。

また展望テラスの近くには「星空ベンチ」という星空を眺めるための珍しいベンチが設置されており、ベンチに寝転んで夜空を眺めることができますよ。ロマンチックな気分を味わいたいならぜひ大崎山へ。

なお大崎山公園は20時以降は立入禁止になるので時間に余裕を持ってお出かけください。

星空ベンチに座り満天の星空を楽しもう！