その昔、阿賀町津川の麒麟山には狐がいて、毎晩のように狐の声が聞こえ、狐火が見られたとか。さらに、この地域の嫁入りは夜にかけて行われ、あたりは暗く、堤灯を下げて行列しました。この堤灯の明りと狐火が平行して見え、「狐の嫁入り行列」が生まれたとも言われています。

今年は10月８日（日）に、実に４年ぶりとなる開催が決まった「つがわ狐の嫁入り行列」は、阿賀町に伝わるそんな狐火伝説をイベント化したものです。

今年の主役となる花嫁・花婿は５月３日に行われた公開オーディションで決定したお二人が務めます。
メインイベントである嫁入り行列（花嫁旅立ちの儀）では、108匹（人）のお供を連れた花嫁が津川のまちを行列し、花婿のもとへと向かいます。

実行委員会の担当スタッフからも「今年は午後３時～と、例年よりも時間を早めて行列が出発することになりました。またコロナ禍を経て新たな試みとなる部分もありますが、ご来場者の皆さまに楽しんでいただけるよう、ただ今準備を進めています。他にも、イベント会場でのステージや、飲食ブースなど、阿賀町での一日を存分に楽しめるイベントです。10月8日（日）は皆さまのご来場をお待ちしています！」とのメッセージが寄せられました。

阿賀町津川地区を舞台に行なわれる、幻想的で、夢絵巻のような「つがわ狐の嫁入り行列」。
4年ぶりの開催で待ちわびていた方も、まだ見たことがないという方も、今年は10月8日（日）にぜひご覧になってみてください。