
『ゆか里(り)』は金平糖のような見た目の小さなお菓子。新潟で一番古いお菓子と言われ、今では明治33年創業の明治屋ゆかり店ただ一軒のみで製造されています。ここで『ゆか里』を作っているのが4代目の川崎明広さん。以前は味噌製造会社で工場長を務めていましたが、工場が閉鎖になり、奥様のご実家であるこの店を手伝ったのが、後を継ぐことになったきっかけ。「ちょうど上古町のhickory03travelers さんで『ゆか里』を『浮き星』として販売してくれるようになり、種類も製造量も増えて忙しくなっていたんですよね。それに対応するのに一生懸命で今に至るという(笑)」。『ゆか里』はぐるぐると回る高温の釜にもち米でできた粒あられを入れ、砂糖蜜を少しずつかけてはかき混ぜ…を繰り返して作られます。