日刊にいがた
2020.01.20公開
かつて旅館が建ち並んでいたという、湯田上温泉街の細い坂道沿いに樺太屋(からふとや)はあります。約60年前にすし店として創業し、やがて大衆食堂に。ちなみに店名は、初代が樺太から引き揚げてきて店を開いたことに由来しているそうです。『中華そば』(500円税込)。今時ワンコインです! ありがたし。建物が揺れるほどの渾身の力で、生地を踏んではたたみ、踏んではたたみ…を繰り返します。これにより生地がなめらかになり、コシがあって切れにくく、喉ごしのよい麺になるそうです。竹踏みを終えたら、年代物の製麺機で細麺にし、厨房へ。食感のよい麺が、豚・鶏ガラ、野菜などでダシをとったあっさりスープによく合います。シンプルながらまた食べたくなること必至!